LD(学習障害)とは?

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(LD:Learning Disability)

全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論、思考するなどの 特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

見る、聞く、さわる、運動の際に感じる刺激を、脳の中に取り組む「認知発達」の一部の遅れや偏りがあります。

  • 国語はスラスラ解けるのに、算数のある分野の理解がどうしても困難。
  • 頭の回転が早く会話は流暢なのに読み書きが苦手。
  • 算数だけ飛びぬけて、読解力が身につかない。

などの得意な学習面のつまづき、習得の困難が表れます。

認知発達の部分的な遅れや偏りから、学習面で特異なつまずきや習得の困難として現れます。

原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されています。

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   私のLDと中枢神経の機能障害   

なみに私は算数優勢タイプでした。

小学生の頃は公文式の計算をタイムアタックで早解きをしていき、飛び級で全国ランクに入っていました。数字の羅列を見ると法則性を推測しあらゆる検算をする癖がつきました。

しかし、字をきれいに書く事が出来ず、10年後まで落ち着いて本を読み遂げられませんでした。

新しい知識をそのまま取り入れることをせず、少し得た情報で数学的な検算と応用を試みる思考遊びをしてしまっていたからです。集中して情報のインプットを進めることが出来なかったのです。

父はそんな情報をインプット出来ない私について「一を聞いて十を知り過ぎて、思考がぶれすぎる」と困っていました。

 ニューロダイバシティ(神経の多様性)体験 

私は17歳の時に、その原因を「神経伝達の多様性」によるものだと気づきました。たまたまNHKの脳医学の番組で神経細胞の働きを知ったことででした。

例えば、「国語」で得た知識を「理科」で応用したり、「社会」で得た知識を「美術」に応用するなど、断片的な情報から応用の思考が生まれると、それ以後の授業を聞けなくなっていたのです。

それから、私の中で多様化する情報を統合しきれていない状況に気づき、湧き出る思考を抑えて、情報を集中してインプット出来る様に訓練をしました。

私はこの現象を「ニューロダイバシティ(神経の多様性)現象」と定義づけて、前ブログで説明をしかけていました。それが発達障害者の「思考の統合」「理解と支援」に繋がると思いますので、そちらについてはまた別の機会にお伝えします。

関連記事:ニューロダイバシティ体験1

リンク先:発達障害者である専門職のインディペンデンス

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リンク元:発達障害者である専門職のインディペンス

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リンク先;発達障害者である専門職のブログ

    学習障害の分類・症状    

学習障害は全般的な知的な発達に遅れではなく、読む・書くなどの特定分野の理解や習熟に困難が生じます。


特定の能力にのみ障害がありますが、それを補う様に障害のある部分の他は、高い能力を身に着けている場合もあります。

学習障害の症状はさまざまです。主に下記のような症状があります。

  • 読字・書字の困難
  • 算数・計算の困難
  • 注意集中・多動による困難
  • 運動の困難

LD(学習障害)部分の理解が発達障害特性の理解のカギ

私は、学習障害部分の理解こそ、発達障害者特性理解と対応の重要なカギになると推論し、発達障害児への学習支援を通じて確信を深めました。

LD(学習障害)特性は、ADHD(注意欠陥多動性症候群)やASD(自閉症スペクトラム症)がつよく表れていると見落としがちになると感じます。

ただ、ADHDやASD特性と合併し、関連しながらLD特性はコミュニケーション能力等の支障となって表れているのです。

受験を突破する進路を選択しなければ支障がないと見過ごされ、こまりごとと認知されない点もあるかもしれません。

しかし、学習は学校の授業を理解するためだけではなく、社会の中で他者と生きていく為に必要なものごとを理解する為に必要な能力にもなります。

コミュニケーションに関わることとして、以下の様な学習障害症状があります。

  • 推論の困難
  • 言語能力の困難
  • 社会性の困難

コミュニケーションに必要な力として言い換えると、、、

・自分の立場、他者の状況を推論する力、

・自分の行った行動によりどんな結果が起こるかを推論する力、

・言葉によって適切に自分の状況を筋道立てて語る力、

・感情の細かな動きを伝える為のボキャブラリー力、

・ルールが公平性・中立性の為に必要と理解する力、

など、他者と関係性を継続して質的に深いコミュニケーションを行う為に、必要な能力への障害がLD要素の中に含まれています。

また、細かな障害特性分類としては以下の様なものがあります。

ディスレクシア:Dyslexia(読字障害)

文字を読む能力の障害。

  • よく似た文字の識別困難
  • 文章を読み飛ばして、どこを読んでいるのかわからなくなる
  • 読んでも内容が理解できない

ディスカリキュア:Dyscalculia(計算障害)

簡単な計算、記号等の識別能力の障害

  • 数字・記号の理解・認識の困難
  • 数の大小の理解の困難
  • 足し算、引き算など簡単な計算が出来ない
  • 繰り上がりや繰り下がり計算理解の困難

ディスグラフィア:Dysgraphia(書字障害)

文字を書く能力の障害

  • 句読点がわかない
  • 鏡字を書く
  • 文字を書き写すことへの困難
  • 作文が書けない

リンク先:発達障害者である専門職のインディペンデンス

なんでそんな話になるの?発達障害者の誤学

   学習障害への対応と可能性   

私はかねてより、LD要素の発達障害への関連とアプローチの必要性を感じていましたが、児童指導と育児を通じて対応の可能性を感じています。

LD特性で表面化していることの中には、つまづきの原因にさかのぼり再学習を行える内容もあると思います。

受験に例えると、これまで勉強をしてこなかった子が、高校生の数学をいきなり理解することが難しいでしょう。

その理解に至るまでは習熟してこれなかった時点に立ち返り、例えば中学生2年の前半部分の基礎から再学習をしていき積み上げ直してやっと高校生の数学を理科するスタートに立てます。

同様にLDの要素の中には、学校に行く前の幼児期に身に着け損ねた認知力があると感じます。

その原因を特定できれば幼児期の学習メソッドで再学習を行えるものがあると思っています。それほどに優れた教育ノウハウは確率され、私がこどもに行っている教材で揃っています。

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児童発達支援現場での効果と志半ばに尽きた理想

児童指導の現場では、学習の定着までに大きなせめぎ合いはありましたが、学習が習慣化して、集中力が養われていくと内容を深めていくことが出来ました。

個別カリキュラムの工夫と実践を通じる中で、学習面以外の成長も見られてきました。衝動性の鎮静化、ルール理解、節度、気持ちを言葉に出来て折り合いがつけられるなどの成長となって表れていきました。

しかし管理者に、LD要素が発達障害を理解する鍵ということ、全体的なアプローチの重要性が理解されませんでした。

また「知的障害」が固定的で可能性がないものだという偏見で一蹴をされ、支援の「理想」を追う姿勢を否定され学習支援システムの確立は潰、志半ばで尽きてしまいました。

LDの説明としては、枝葉がつきすぎてしまいましたが、改めてLDについてまとめてみると、理解と対応に可能性を私は感じます。

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