今回は、ポピーさんからご寄稿頂きました。
前回の「コミュニケーションのすれ違いママ友編」を通じて、ご意見をお伝えしたところ、とても真摯に受け止めて貰えて再依頼にもお応え頂けました。
いつも優しく、そして励ましの言葉ありがとうございます。
経験を理解して頂ける、共感してもらえる、思わず涙が出てしまいました。ありがとうございます。
読者の皆様に共感や元気やきっかけになる事が、できたら幸いに思います。
私は、幼い頃から人間関係が苦手でした。
そんな私が、20代後半になり男性と出会い、結婚する事になりました。
主人は優しく、物静かで心の広い性格の持ち主です。
結婚当初は共働きだったので、帰宅後に仕事の話をして楽しい生活を過ごしていました。
しかし互いに多忙な時期が続き、仕事にも疲れていた頃、コミュニケーションのすれ違いが始まりました。
週2で起こっていたすれ違い
今日は時間通り、仕事終わらせたよ(^^♪
ふーん。良かったね(# ゚Д゚)
①なあに?どうしたの
いや、別に”(-“”-)”
え、何かあったの?
何も無いよ。気にしないで(; ・`д・´)
気にしないでって言われて、気にしない人いる?
うーん。もういいからさ(; ・`д・´)
②何それ?分からないよ?
夫の気持ちが考えきれず・・・
この様なやり取りは、どのご夫婦にもあるかと思います。
しかし私は①の時も②の時も、主人の事は、あまり考えていないのです。
主人が今日どんな事で、イライラしたのか、ただ理由を知りたいだけなのです。その為主人にしてみれば、しつこく聞かれて、嫌気がさしていたのです。
その時の私には、夫の気持ちを汲み取り、察して「疲れているようだから、そっとしてあげよう」という発想はありませんでした。
お互いにすれ違い、決して良い時間を過ごせませんでした。
悩みや辛さを話せなかった夫が、心を開いてくれた言葉
私は察する事が苦手ですが、主人は「悩みや辛さを人に話さない」という性格がありました。
嫌な事があった日は、黙ってしまうのです。
最初の頃は余り気にしなかったのですが、1人の時間が限られた結婚生活で、主人がどんな理由で不機嫌なのか分からない事は、苦痛となりストレスが大きく溜まり、1年が経った頃の出来事です。
どうして黙って不機嫌でいるの?
もういいから、ほっといてよ!!
私は、話してくれないと分からないよ。
だって、話して何になるの?
分からないよ。だけど話してくれたら不機嫌な理由が分かる。
そこから、あなたにどんな風に接していいか考える事が出来るの。
ん~。嫌な気分になった事を話して思い出したくないだけだよ
どうやってあなたに接していいか?理解する方法を知りたいから話してほしいの。
理解したいという姿勢で
その後、主人が会社の出来事を、始めて話してくれました。
話してくれた事が嬉しかったのを覚えています。
この会話には、前回と違う内容があります。
それは私が、自分の疑問だけで不機嫌な理由を知りたいのでは無く、夫を理解をする為に理由を知りたいと思った事です。
結婚生活の初期は、人と一緒に住む、という事で精一杯でした。
しかし、大切な人と楽しい時間も過ごし、相手を思う気持ちが育まれた事で、自分の不安ばかりでなく相手の不安も理解したいと思えたのです。
それまでの私は、人の気持ちに十分に配慮が出来ず、思った事をそのまま話してしまい、一方通行な発信をしていました。
理解したいと思う気持ちがうまれた事で、自然と相手の気持ち察して、気持ちを汲み取る会話が出来たのです。
一時は特性を持ちながら人と生活をし、コミュニケーションのすれ違いがある事から平行線になりかけた関係性でした。
そこであきらめ、面倒だからと、避けていたらこの会話は生まれませんでした。
様々な時間を共有する中で、理解する姿勢で会話を続けて行けば、特性である素直に思った言葉も届く時が来る事を、この経験を通じて思いました。
簡単な事ではないのは、私自身が身をもって経験しています。
しかし特性だからと諦めてしまわずに、楽しい時間を共に過ごし、何が大切か話合う事を繰り返す中で、より良い夫婦生活になっていくことを望みます。
ポピーさんありがとうございました。
愛する気持ちが理解し、相手を待つことに繋がり、特性を乗り越えてわかり合えていったとても素晴らしいエピソードだと思います。
私自身の体験から少し憶測でニュアンスの間を埋めましたが、相違はなかったでしょうか?
私自身も気付かなかった、言葉や表現方法を書いて下さり本当にありがとうございました。
読みながら「うん。そう、そうなの!」と思いました。
自分の事ながらとても共感できました。
言葉や励ましに、いつも元気を頂いております。
ありがとうございます。
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