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遠回りの末に出会った天職━発達障害の当事者として生きる私の相談支援専門員観

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波乱万丈の果てに相談支援専門員 Review(レビュー)
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私は、発達障害と診断を受けて12年になります。
その道のりは決してまっすぐではありませんでした。生きづらさの中でもがき、人との関わりに悩み、自分の立ち位置がわからなくなることもありました。遠回りもしましたし、うまく言葉にできない苦しさを抱えた時期もありました。けれど、そうした紆余曲折の末に、私は相談支援専門員(計画相談員)という仕事に巡り会いました。

今では、この仕事は自分にとって天職だと感じています。
それは、単に福祉制度の調整をする仕事だからではありません。私にとって相談支援とは、その人の人生の少し横に立ち、上から導くのではなく、伴走する仕事だからです。

私は、仕事の場で決して当事者であることを名乗って関わることはありません。あくまで相談支援専門員としての立場を大切にし、その職責を果たすことを第一にしています。当事者性を仕事の言い訳にしたいわけでもありませんし、同じ立場だからわかると言って安易に近づきたいわけでもありません。

ただ一方で、自分が当事者として生きてきた感覚まで切り離して、この仕事をしているわけでもありません。むしろ、その感覚があるからこそ、私は「支援」という言葉を、ただ上から何かをしてあげることとしては受け取れないのだと思います。

波乱万丈の果てに

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私がこの仕事で大切にしていること

私がこの仕事で特に大切にしているのは、

①夢を叶えること

②権利擁護すること

③生活のトータルコーディネーターであること

です。
相談支援専門員の公的な役割は、障害福祉サービスの利用や調整にあります。けれど、実際の現場はそれだけでは済みません。その人が望む生活は、制度の枠の中だけでは完結しないからです。


①夢を叶えること

計画に書く「希望する生活」とは、単に無難で現実的な目標を並べることではないと私は思っています。そこには、その人のストレングスとしての夢が含まれていなければなりません。

本人がすでに諦めかけている夢、本当は目指したいのに現実の中で引っ込めてしまった希望、そうしたものまで含めて、その人の人生です。私は、その願いを見つけ、言葉にし、現実につないでいくことも、この仕事の大事な役割だと思っています。

漫画家になりたい人がいれば、私は編集者になります。
クリエイティブな夢があるなら、私はプロデューサーになります。
仕事が課題なら、私は就労支援員になります。
経済的な安定が必要なら、私はファイナンシャルプランナーになります。
症状管理や医療とのつながりが必要なら、私はMSWになります。
権利が脅かされる場面では、私は弁護士になります。

そうやって、その人に必要な役割を引き受けながら、夢を現実につなげていくことが、私の考える相談支援です。

②権利擁護

そして、もう一つ譲れないのが権利擁護です。
権利擁護とは、簡単に言えば、声の小さい人、うまく主張できない人が、不利な扱いを受けないように護ることです。

主張する力を持ちにくい人、声を上げても届きにくい人は、簡単に軽く扱われたり、後回しにされたりします。私自身、これまでの人生の中で、人にいいように扱われたり、バカにされたり、虐げられたり、切り捨てられるように感じた経験がありました。

だからこそ私は、支援者として、主張する力が弱い人の権利を護る側でありたいと思っています。必要であれば、事業者にも、行政にも、自分の所属する法人にも立ち向かいます。自分が職責を果たせなければ、その人の権利は誰にも護られないことがあるからです。

③生活のトータルコーディネーター

相談支援は、障害福祉サービスだけを調整して終わる仕事ではありません。制度やサービスの及ばない隙間を埋め、その人の生活全体を支える仕事です。

暮らし、仕事、お金、医療、人間関係、居場所、生きがい。そうしたものは本来すべてつながっています。私は、そのつながり全体を見ながら整えていく、生活のトータルコーディネーターでありたいと思っています。

だから私は「支援」という言葉に違和感がある

だから私は、「支援」という言葉が、上から何かを与えるような意味で使われる時に違和感を覚えます。
私にとってこの仕事は、誰かを下に置いて助けることではありません。その人を一人の人生の主体として尊重しながら、横で支え、必要な時には前に出て護り、夢を現実につなぎ、生活全体を整えていくことです。

相談支援専門員という仕事は、私の当事者性を売りにする仕事ではありません。けれど、達障害の当事者として生きてきた感覚を無かったことにせず、その重みも責任も引き受けながら、人の人生に伴走していく仕事なのだと思っています。

伴走する支援者

まとめ

私にとって相談支援は、制度の調整だけを行う仕事ではありません。
夢を見つけ、権利を護り、生活全体を整える仕事です。

そしてそれは、上から導くものではなく、横に立ち、必要な時には前に出て、その人の人生に伴走する仕事です。
だから私は、「支援」という言葉が一方向のものとして語られる時に、違和感を覚えるのだと思います。

ブオー
ブオー

「相談支援専門員とは、広い役目を担うものだな」

りょしょー
りょしょー

「はい。“支援”の二文字では足りぬのでしょう」

ブキチ
ブキチ

「ほう……では肩書きも増やしてはどうでしょう。
夢叶え係、権利護り係、暮らし丸ごと係、など」

ブオー
ブオー

「……それでは長すぎるな」

りょしょー
りょしょー

「もはや肩書きではなく、説明文にございます」

ヨーセン
ヨーセン

(相談支援専門員いうより、人生の総合商社やがな)

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