今回は「人間関係が苦手な主婦が、カウンセリングで自分を少し知るまで」を書いて下さった、東海在住の主婦ポピーさんよりご寄稿頂きました。
前回記事が大変好評でしたので継続依頼です。
わかりやすかったのが、字義通りの誤解の例でした。
過去の人間関係のなかで言葉のやり取りでの誤解例などがあれば書いて頂ければ有難いです。
いつも優しいお言葉ありがとうございます。
私と子供の事例で作成いたします。
漫画形式でとても、驚いています。
とても嬉しく思います。
分かり易く良い内容になる様、頑張ります。
ママ友とのすれ違い
発達障害の息子にはA君という仲良しの友達がいます。
健常者のお子さんで、訳あって学校が違う為、母親と連絡を取らないと遊べませんでした。
ただ家が比較的近いので、親同士の連絡はそろそろ辞めてもいいかな?と私は思い、いつA君が来ても良い事を伝えたく、電話でやり取りした出来事です。一部抜粋した会話です。
良かったらなんだけど、息子とA君会う度に、
①毎回私とAママが連絡しないといけないから、そろそろ子供同士で任せても良いかな
ん?どういう事?(おこ)
例えばだけど、突然家にきてもA君だったら、息子はいつでも喜ぶし。
ママ同志のやり取りはもう高学年だから大丈夫なんじゃないかな。
え、どう遊ぶの?私の許可なしにAを、あなたの家に行かせるの?
それは、今までの連絡でのやり取りが嫌だったってこと?
(まじおこ)
そんな事無いよ。連絡取り合ってそれで息子同志が合えて、嬉しかったよ。だけどもう高学年だから、子供同士で良いかなと思って、、、
②他の子供達はそんな感じだよ。
私がAに対して過保護って言いたいの?すごいショック。悲しい
(激おこプンプン丸!)
そんな事ないよ。何て言ったらいいのかなあ。ごめんね。高学年だからもうやり取りはいいかなと思って。本当にごめんね
・・・ガチャン!(激おこプンプン丸スティックファイナリアリティプンプンドリーム!!)
ポピーさんの振り返り
このやり取り、一体何がすれ違っていたのでしょうか?
同じ様な経験があると感じられた方はありませんか?
回答は、ポピーさん自身が、あとでよく振り返り、相手の立場も考えられてまとめて頂いています。
誤解を招いた原因は、こども同士の関係性とは、別にあるママ友の関係性を軽視してしまったからでした。
①毎回私とAママが連絡しないといけないから と言うのは、A君ママにはその行為が「面倒くさい」からに伝わります。
②他の子供達はそんな感じだよ は、A君ママの教育方針を他ママと比べて批判している様に伝わりました。
私は「子供同士でコミュニケーションを取る事で、会う機会も増えるから任せたい」と伝えたかったのです。しかしその思いは、上記のやり取りでは伝わっていません。
その後はこの経験を踏まえた上で
・伝えたい事を整理をして話す
・相手の感情変化を読み取りながら話を進める
事に気を付けました。しかし、一番大切な事は、
息子の大切な友達を無くさない為に、連絡のやり取りを辞めてしまうという考え自体がいけない事でした。
ママ友とは、友達というより子供を通じた外交と考えています。その外交を遮断する事は、子供を第一に考えていないという事なのです。大変反省しています。
私の見解を通じて
こどもを仲介してのママ友という関係性・距離感の難しさもあると思いますが、私は、このやり取りにはA君ママとの対等性の課題があると感じました。
子供同士の自立した関係性を目指す提案は間違ってはおらず、ここまで怒られる話ではないと思います。
彼女との関係はAママさんが上私が下です。マウンティングをされていました。会えば自慢話と人には言えない家庭内の愚痴、全て私に話していました。その関係性で「子供に関する関係の提案」は上にいるAママさんからすると腹の立つ行為で即座に、怒りを買いました。
この一件は不公平な関係性が明らかになった機会でポピーさんだけが一方的に反省する事ではないと思います。
こどもを通じた外交などと思わなくていいんですよ。
ポピーさんは対等に誠意と敬意を持たれて人と付き合っていいんです。
尊重されない扱いをされたら怒りを表して人間関係を選択してもいいんですよ。
この様なコミュニケーションをアサーティブコミュニケーションと言います。
「アサーティブコミュニケーション」はじめて聞きました。
ネットで検索して読みました。
Aママさんとのメッセージそのものの内容で驚きました。
「ポピーさんは対等に誠意と敬意を持たれて人と付き合っていいんです」凄く嬉しかったです。勇気が出ました。
対等ではないと感じていました。方法が分からずいつも気を使いました。
しっかり「アサーティブコミュニケーションを勉強します。
コミュニケーションは双方の発信と受診の連続で、どこかで生じた小さな行き違いが重なっていき揉め事になってしまいます。
ただ、この様に振り返りを行い、
・自分が何を伝えたかったか?
・相手がどう感じたか?
・自分がどう受け取ったか?
・どこで認知と感情のズレが生じたか?
などを考え学んでいく事が重要です。
ASD傾向があると人よりもすれ違いが多くあります。
しかし、失敗を糧にケーススタディを通じて、より良いコミュニケーション能力を培っていく事は可能です。
ポピーさんの体験が読み手の皆様の良い学びの機会となれれば幸いに思います。
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