朝陽 発達障害 HSP です。
今回は自分の体験した精神科・心療内科医院のトラブル、その対策について書きます。
田舎の病院で起きたことなので、その点も踏まえてみてもらえたらと思います。
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鬱になった時の医者
近所にあった病院
ただそれだけの理由で通いました。
ここではトラブルはありません。
ここであった問題は
自立支援医療(医療費の一割負担について)教えてもらえなかったことです。
この病院に通っていた年数は4年ほど
月に二回程度通っていました。
お医者さんは穏やかで優しい人だと思います。
外に出て運動してね。
ただ当たり障りのないことを言うだけでした。
大切な知識については何も教えてくれなかった。
穏やかで優しいだけでなく有益な情報を教えてくれるのか?
生活に役立つ知識を与えてくれるか?に着目することが大切です。
発達障害診断をしてほしくて選んだ医師
前回の反省を踏まえて前の病院よりも大規模な病院で、障害の有無を検査してもらいました。
妙に自信に満ち溢れて、堂々とされていました。
ここでのトラブルは、検査の結果障害はないといわれたのですが、その時に渡された資料の大部分を見せてもらえなかったことがありました。
それを見せてくれるようにお願いしたら
ふざけるな!
俺の診断が信用できねーのか!!
そんな暴言がきっかけで病院を変えることになりました。
(その診断に使った資料は自分のものなのですが、この病院では見せてもらえないということでした。)
ここから学んだのは、医者だからといってモラルがあるわけではない。
大きな病院だからとか、そんな表面的なものではなくて、きちんと人間性を見ることも大切です。
その後に知り合いに教えてもらった医師
障害の診断をくれた医者。
前回の診断そのものも怪しかったので、専門家の方に教えてもらう機会があって家からだいぶ離れていて本来は予約の空きのないところを紹介してもらいました。
結果から言うとここで、発達障害の診断が出ました。
この先生はあまり喋るのが得意ではありません。
今まで見た病院の先生の中で、一番パッとしない印象でした。その代わりに、、、
・知識が豊富で勉強熱心。
・役に立ちそうな資料をコピーして渡してくれる。
・予約がいっぱいで人気がある。
時間の管理が苦手で時間が押すこともありますけど、とても一生懸命な姿が印象的な素敵な人間です。
現在は独立していて今でもずっとお世話になっています。
病院は苦手ですが、その先生は当事者会を開いたり、新しい知識をどんどん仕入れてくれるので、それがとてもありがたいです。
まとめ
田舎に住んでいると病院の選択肢は正直言ってほとんどありません。
だから交通の便利さなどで決めてしまいがちです。
ですが本当に大切なのは、
・相性
・一人の人間として尊敬できるのか?
・専門医として知識があるのか?
ということだと思います。
人によって思い描く姿は違うでしょうが
自分にとって、今の主治医は知識があって、頼ることができる親友のような人が理想です。
これから病院に見てもらう人、今病院に通っている人、あなたたちの病院のお医者さんは、
一人の人間として尊敬できますか?
役に立つ情報をくれますか?
今回の記事を見てそんな悩みを持つ人は病院を変えるということも選択肢の一つだと気付いて欲しくて書きました。
あきらめずに新しい一歩を踏み出せば、いつか素敵なお医者さんと巡り合える。
そんな素敵な希望を込めて。
困りごとを理解し、生活に必要な支援をしてくれる医師選びを
朝陽さんありがとうございました。
地方での精神科医療機関選びに失敗をして、苦しみ続けて来た方を支援をした時に感じた問題意識から記事執筆を依頼しました。
私としては発達障害者の精神科利用選びには、さらに以下の要素が必要だと思います。
・困りごとの根本疾患を見立てられる医師
・生活に必要な支援を理解してくれる医師
困りごとの根本疾患とは?
「神経発達障害」をベースとしての、落ち込み、不安、イライラなどの二次障害を診立ててくれるか?という事です。
発達障害を持つ方にとっては、この診立てが死活問題なのです。
例えば、発達障害によるコミュニケーションの問題で、周囲とうまくいかずにうつ症状が表出している場合にうつ症状を軽減する薬だけを飲んでも根本問題は解決しません。
困りごとの根本要因は、発達特性と環境のミスマッチによって起こっているからです。
その為には、まず発達障害診断が入り口になります。
ところが、精神科・心療内科医によっては、かたくなに発達障害を認めない医師もいるのです。
神経発達障害の位置づけをどう認識するか?
その差は診断分類の大幅な変化に対応し、ちゃんと知識がブラッシュアップされているかにもよると思います。
従来の精神科分類では、統合失調症、気分障害、神経性障害等と並列して、発達障害という診断分類がありました。しかも分類コードとしては下位にあり、自閉、多動が別分類に分かれていました。
ところが、2013年に世界保健機構に先駆けて、米国の診断基準が改められて、神経発達障害が冒頭に分頼されました。
広汎性、知的、小児分野にまたがっていた自閉症群を自閉症スペクトラム症(ASD)とまとめ、対照的な多動群(ADHD)、学習障害(LD)等をまとめ、混合、並列する特性と再編がされました。
この事は多くの精神疾患のベースに神経発達障害との関連性を示唆し、従来の診断基準を塗り替えるものでした。
そして、2019年に30年ぶりに改変された世界保健機構の診断分類(ICD11)でも、DSM5同様に、神経発達障害分類の再編、診断コードの最前列記載が行われる事になりました。
この事は米国だけが独自に神経発達障害をベースに考えているのではなく、世界公式に神経発達障害の位置づけの再編が認められた変化だと思えます。
発達障害診断を受けた事での安堵感、受けられない事での焦燥感
多くの発達障害当事者が診断を受けた事で「ホッとした」と感じています。
診断を受ける事で自分の生きづらさの原因を知り、対策を立てていけるからです。
しかし「発達障害ではない」と言われてしまうと、、、
・これまで感じていた生きづらさの原因も解明されず、
・いまだに解決していない苦しさに対策も出来ず、
・これからどう生きていけばいいのかもわからないまま、
・ただ薬を飲むだけしかなくなります。
また、必要な社会制度利用、障害福祉サービス利用にも繋がっていけないのです。
ライフプランに応じた医療機関選びを
医師を父に持つ私から見ると、医師は万能で完璧な存在ではなく、専門外の事には一般人よりも知らない事があるなど、得手不得手のある存在だと感じます。
特に生活面の苦労、経済的な苦労を理解し難い方も多くおられます。
その為に、発達障害によって生じる、生活苦、経済苦に理解がなく、必要な制度利用を認めない医師もいるのです。
例えどれだけ、ある分野に突出して、優れた論文が書けて、投薬調整が出来ても、、、
あなたの生活苦・経済苦を理解してくれず、必要な診断書を書いてくれない医師では、困りごとは解決しないのです。
とんでもなく、大きなミスマッチと言えます。
医療機関を選ぶ権利は患者にあります。
あなたにとってマッチをした医師は、何か月待ちの大病院とは限らず、あなたの困りごとの根本を明らかにして、生活面、経済面の困りごとを助ける道に繋がる医師なのです。
全て完璧にマッチする医師はなかなかいませんが、ご自身が生きていくための筋道にそって、理解が出来る医師を選んでください。
どんな支援が必要かを共有してマッチングを
私の相談サービスは、長年、必要な医療機関に結び付けずに10数年苦しみを抱えてきた方々を目のあたりにして事から始めました。
精神科医療は日進月歩の途上でいまだ万能ではありませんが、、、
生きるために必要な
・発達特性理解
・認知力の活性化
・脳内物質の調整
・睡眠リズムの安定
・制度、福祉サービスの入り口
などになるものだと思います。
その為にもマッチをした医療機関を選択して、ご自身の生きづらさの本質に向き合ったスタートへと進んで頂けるようにサポートをさせて頂きたいと思います。
マッチした精神科・就労・福祉サービスに繋ぎます 精神・発達障害をケアするには自分にあった機関選びが重要です。発達障害ランキング
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