今回も、 関西在住のADHD持ちWebライター の希央さんからご寄稿頂きました。
体調管理に便利! 発達障害のためのスマートウォッチ活用法
前回の寄稿では、発達障害持ちにGoogleカレンダーがおすすめという内容で書かせていただきました。
今回は、その強力な支援ツールとなる「スマートウォッチ」のお話をしようと思います。
- スマートウォッチとは?
最近よく聞くスマートウォッチ。有名どころだとアップル社のアップルウォッチでしょうか。
基本的にはスマートフォンと連携して様々な機能を提供してくれる時計型デバイスです。
値段はピンキリなのですが、メーカー製のものだと8千円~といったところでしょうか。上を見るときりがないです。
わたしは機能重視で2万円の「HUAWEI WATCH GT」を使っています。
なぜ発達障害者にスマートウォッチが向いているのか
スマートウォッチには、通知機能だけではなく、運動量計測のためのセンサーを搭載した機種が多くあります。
このセンサーが重要で、歩数はもちろん、心拍数や睡眠時間まで測ってくれます。
この機能が実は発達障害持ちにとって、とても心強いのです。
体調管理のために心拍数&睡眠時間を測ろう
スマートウォッチのセンサーで取ったデータは、リアルタイムで見ることはもちろん、あとからグラフで統計的に見ることができるのですが、このとき「何してたっけ」「しんどかったなあ」とか考えながら見るとどの条件下で自分の身体がどう反応しているのかがわかります。
これが、体調の自己分析にとても役立つので、自分が無理していないかを把握するツールとして非常に強力なのです。
例えば、過度な緊張をしていた場合心拍数が平均より高くなるだとか、ストレス時には睡眠時間が短くなりやすいなだとか、そういった自己の気づきにくい部分を気づかせてくれるのがスマートウォッチのいいところです。
地味だけど便利 無音バイブレーションアラーム
また、スマートウォッチの通知機能は基本的にバイブレーションです。
音を出さずに通知を受け取ることができるので、アラームやタイマーを設定しておけば振動で伝えてくれます。
私は集中・散漫の防止や気分の切り替えに使っています。
ただし、目覚ましとしてはあんまりおすすめしません。それほど振動が強くないので、ほぼ起きられません。私は過信して何回寝過ごしたやら…
あとは服薬管理ツールとしてもおすすめです。
アラームを毎日の服薬時間に設定しておけば、服薬忘れも減ります。
私の場合は、スマートウォッチ導入後、薬が余ってくることが劇的に減りました。
カレンダー連動で、強力なスケジュール管理支援!
もちろん、Googleカレンダーのリマインダーも設定次第でスマートウォッチに飛ばすことができます。
スマートフォンを見られない環境下でも、時計型ならさっと確認できるので便利です。
(ただし、TPOは大事にしてくださいね。)
前回紹介した方法を実践されている方なら、スマートウォッチを使うことで、さらにスケジュール管理を改善できると思います。
スマートウォッチそのもののアラームやタイマーと併用して生活リズムを整えていきましょう。
まとめ:生活リズムの把握で有意義な生活を
いかがでしたでしょうか?
スマートウォッチをはじめ、最近は様々な機能を持ったツールが登場してきています。私はこういったものを生活に活かすことで少しでも自分の生きづらさを解消できるようにと取り組んでいます。
リハビリ中や失業中でもこういったツールで習慣づけができると、生活に張りが出てきます。
在職中の方や学生の方なら、スケジュール管理や体調把握がもっと重要になってくると思うので、アプリやツールの機能をうまく使って生活に役立てていけるとより楽に過ごすことができるのではないでしょうか?
みなさんには、世の中にあるいろいろなものを少しでも味方につけて、日々を過ごしていただければと思います。
希央でした。
著者紹介: 関西在住のADHD持ちWebライター。
ペンネームには障害があれど希望を持ち続けて真ん中(中央)を進んでいきたいという想いを持って日々生きる想いが込められています。希央さんのTwitterアカウントは https://twitter.com/FClaustraです。ぜひフォローをお願い致します。
ブログ主の、関西の精神保健福祉士の相談支援サービスは、以下からお受付しています。
やっとはじめました。ピアスペシャリトの相談支援サービス。
全国の医療・福祉サービスに当事者と専門職の視点で見立て連結します。
詳細は以下画像より。
発達障害ランキング