人間関係が苦手な主婦が、カウンセリングで自分を少し知るまで

私は東海に住む43歳の主婦です。

家族は3人で、発達障害を持つ息子と優しい主人に支えられ暮らしています。

幼い頃から人間関係が上手く行かず、コミュニケーションが苦手で現在は不安障害を抱え生活しています。今もなお人間関係が上手く築けません。

対人関係の悩みを抱え続けての子育てから心療内科受診へ

小学生の頃から、いじめの対象になり暴力では無く、無視や悪口を言われ、高学年になると友達に敬語でしゃべるようになりました。上下関係を自ら下にするアピールをして、今以上に、イジメの対象にならない様にしていたのだと思います。

社会人の頃は何とか生活していましたが、結婚を機に、隠れていた「苦手」は一気に顔を出しました。子供を授かりましたが、産後は自分の子供でありながら、1人の人間として見ることしかできず。泣く事、想いが伝わらない事、どう対応していいか分からず人間関係の苦手が顔を出し、産後うつになりました。

子供が発達障害で、子育てにも苦悩し、ある時楽になりたいと考えるようになりました。

主人の勧めもあり、精神科に行きました。

そこで不安障害と診断され、診断名が出た時は、苦しい毎日から脱出する薬を貰えると、安堵したのを覚えています。

カウンセリングの先生が教えてくれたコミュニケーション特性

自立支援医療受給者証(精神通院医療用)を申請でき安心して、 通院して4年目になり 「カウンセリング」を受ける様になりました。

カウンセリングを実施して頂いている臨床心理士の先生との出会いはその後の人生に大きな影響を与えてくれました

まずは、 長い期間を掛けて 私自身の特性を分かりやすく説明してくれました。

そして、沢山の人間関係での失敗エピソードを通じて、最初に分かった特性は

「人の言葉を言った通りに、受け止めて自分で勝手に解釈する」事でした。

例えば、、、

「〇〇(私)さん、変わっているね」

と言われたら「変わっている」をそのまま受け止め、、、

「私変わって無いですよ」(真面目に)

 

「そういう所が変わっているのよ~」(笑い)

その事を先生に相談すると、、、

先生?私どこが変わっていますか?

「言葉をそのまま受け取ったらダメですよ」

私には変わっているは、馬鹿にされていると感じました。しかし先生は

「発言したママ友さんは、○○(私)さんを嫌いではないですよ、何故ならママ友さんは○○さんを家に呼んだり、ライン交換もママ友さんの方からお願いされたのですよね」

と、相手が好意を持っている理由を教えてくれました。

そこで私は言葉をそのまま受け止め自分で勝手に解釈する特性を受容出来ました。

様々な角度から相手のニュアンスを受け取る事が困難

ある時、ママ友と接していて「○○(私)さんの話面白すぎ」と言われる事について、最初は不快な気持ちは無かったのに、「変わっている」という意味合いから「嫌われているのかな?」と不安を感じるようになっていきました。

それから相手のことを信じられなくなりました。

カウンセリングの先生に相談を繰り返していく中で

人と話す時に、、、

不快な思いをさせない様に気を遣い過ぎて脳の中はぐるぐる回転していたのに

言葉を受け取る能力は、字義通りで単一処理だったのです。

発言する能力と、受け取る能力の差が私を苦しめていたことが原因だとわかっていきました。

つまり私は、様々な角度から相手のニュアンスを受け取る事が困難だと教えて貰いました。

その後、出来る限り言葉通りに受け取らず、悩んだら先生に相談する、この繰り返しを行い現在、落ち着いた生活を送れるようになりました。

自分の事を少し理解できる様になると、人と話した後に「振り返り」が出来る様になりました。そして次に、少しづつ落ち着いて話せる様になっていきました。

どうしたら良いか悩んだ時、1人で解決する勇気も素晴らしいと思います。

しかし、信頼できる人に相談、若しくは「カウンセリング」等、悩みを話す事も、前に進むきっかけを与えてくれる、素晴らしい力になると思います。

関西の精神保健福祉士

貴重な体験談ありがとうございました。

非常によい先生に巡り合えて良かったと思います。

 

みなさまも身近に信頼が出来る支援者と出会える事が重要だと思います。

 

もし、まだ見つける事が出来ず、何に困っていて、何処に頼ったらいいかが、わからない方がおられたら、ぜひ私にご相談下さい。

 

困りごとの問題整理から、全国の医療機関、福祉サービスと提携して、お住まいの地域の身近な支援者と繋がりを持つところまで、私がお手伝いをさせて頂ければ幸いに思います。

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