世の中は音であふれていますが、発達障害持ちにとってはそこがつまずきの原因になることもあるのです。
当事者が感じる聴覚過敏の生きづらさ
昔からわたしは音に敏感でした。音楽は大好きなのに、笑い声、軋み音、ひっかき音、突発音が特に苦手で、気になってイライラする事もよくあって。
大人になると居酒屋などで周囲の声にかき消されて会話が成立しないなど、コミュニケーションの上でも聴覚の過敏性が足かせになることが多くなりました。
中でも印象に残っている2例を上げると、
実践した対策
これでは、生活が破綻して、今できていることもできなくなってしまうかもしれない。そう思ったわたしは、思いついた策をどんどん試していきました。
使い始めは、こんなに雑音が消えるんだ、と喜んだのですが、また予想外の出来事が・・・
消音のための音波に独特の圧迫感を感じてしまい、頭痛・吐き気を催す結果に。どうやら相性があるようで、わたしの耳には合わなかったようです。
(このときは音楽再生のない静寂環境を試しています。音楽再生の場合は違うかもしれません。)
もしかしたらここまでの2つの対策の失敗には『無音の不安感』というのもあったのかもしれません。
結果、音楽好きの自分に最適だったのはイヤホンと音楽でごまかすという方策でした。ちなみに、物をなくしやすい自分は有線イヤホンを愛用しています。
まとめ
現在のわたしは、電車移動時には必ずカナル型イヤホンを使って音楽を再生しながら移動しています。また、家でも場合に応じてイヤホンを使い、雑音対策しています。
遮音性の良いカナル型イヤホンは音漏れも少ないので、電車内でも安心して使えますよ。
もし、イヤホンでも耳が痛くなる場合はフォーム系イヤーピース(スポンジ系)を検討してみてください。遮音性も向上し、長時間でもつけていられるようになります。
ただ、この方法を用いる場合、コンビニのレジなどではイヤホンを外したり、事前に音漏れの状態を確認したりしておくなどTPOは大事にしてほしいと思っています。
せっかくの対策がトラブルを呼び込んでしまっては辛いですからね。
少しでもこの経験と対策方法が皆さんのお役に立てば幸いです。今回もありがとうございました。
希央さんありがとうございました。
ご自身の体験と様々な模索から、実感のこもった聴覚過敏対策へのお勧めを頂きました。
では、具体的にどのような商品を選んだらいいのか?
以下関連記事にて、希央さんがお伝え頂いています。
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