こんにちわ。S太郎です。
今回は私の体験をもとに、ADHD傾向のある方にありがちな
「仕事上でのコミュニケーションのすれ違い」についてお伝えしていきます。
私は社会人になって10年になり、これまで2回の転職を経験しています。
今働いている会社は3社目です。私は今の会社で自分の特性についてはある程度説明をしています。それに伴い、「どんな小さなことでも行動する前に相談をしてほしい」という指示を受けています。それを考慮して、下記の2つのやり取りをご覧ください。
ケース1
S太郎君、○○というお客様からトラブルの電話があった。
対応しておいて、、、
わかりました。
<お客様と電話でやり取りし、自分の知識で解決>

○○さんに電話をして、状況を確認し、△△という方法で解決しました

そうか、そのトラブルだと□□のチェックも必要だが、それは確認した?

いえ、それは確認していません。

ダメじゃないか!
前にも言ってあるけど、わからないんだったら自分で判断せずにちゃんと相談しなさい。
○○さんには私から連絡しておく。

申し訳ございません。宜しくお願い致します…。
(わかっていないつもりはないから、自分で考えて行動したんだけどな…)
ケース2

S太郎君、◎◎さんから▼▼で困っているという電話があったよ!

わかりました。連絡してみます。
<お客様に電話をして、状況を確認。改善方法のイメージはできていたが、上司Aとのやり取りを踏まえて、対応の前に一度上司Bに確認しようと判断し、電話を切る>

◎◎さんに電話しました。
◆◆が原因で機械が動かなくなったのだと思われます。

そうか、じゃあまずメーカーの■■に連絡をして至急来てもれるように手配して。
その間は××をしておけば何とか機械が止まるまでの時間を稼げると思うから。

はい、私もそうしようと思っていました。

じゃあもうその手配はしてるの?

いえ、方法を上司Bさんに確認してからと思いまして。
これからまた連絡します。

なら最初に『自分はこうしようと思ってるんですがどうですか?』って質問をしてよ。
対処方法がわからないから連絡してきたのだと思ったよ。
そのやり方でいいから早く手配して!お客様、困ってるんでしょ!

すいません、今すぐ手配します…
(こっちが全部話切る前に上司Bさんが話し始めたから、自分の考えを伝えられなかったのに…)
解説
これは実際に私が経験したやり取りの一部です。
「行動する前に相談すること」という指示を受けていることを考慮すると、ケース1とケース2では社内でのルールが統一されていないようにも見えます。その可能性も完全には否定できませんが、この2つのケースのすれ違いについては、一番の原因は私の「確認の仕方」にあると感じています。
ケース1の場合は自分の知識内だけで考えて「これが正解」と思い込み、相談をせずに行動してしまいました。
ケース2では上司に連絡をした時に、最初に「私はこう対処しようと思っています」とはっきりと伝えられていません。例え、自分の話を途中で遮られても、「私の考えはこうです」と自分の意見を上司に伝えるべきでした。
この2つのケースは、どちらも
「お客様の状況を確認する→対処方法を考える→自分の考えが正しいかを上司に相談する」
という手順をしていれば、もっとスムーズに対応できただろうと今では思っています。ですが、頭では分かっていても、実際に新しい事案が発生すると、また同じことを繰り返してしまうのが現状です。私は確認という行動が苦手なのです。
私の一番の課題は「報連相の仕方」だと考えています。
今は質問する前に状況を箇条書きにしてみるなど自分なりに課題解決に向けて行動をしています。自分も周りの方々も少しでもストレスのない生活が送れるように、いろいろと試していく予定です。
私と同じように職場のコミュニケーションでお困りの方はたくさんいると思いますが、一緒に頑張りましょう。

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