
AIを使えば、相談支援の仕事は楽になるのか?
さて、全国の相談支援専門員のみなさま。
相談支援専門員の業務は、書類作成や情報整理が非常に多い仕事ですよね。
もしAIを使うことで、
1時間かかっていたモニタリング準備が20分で終わったらどうでしょうか?
3時間かかっていた会議報告が30分で仕上がったらどうでしょうか?
もしそれが本当に可能だとしたら、
相談支援専門員の働き方は大きく変わるかもしれません。
AIを使い始めたのは、つい最近です
AIの専門家ではありません
私はAIの活用において、決して先進的な使い方をしている訳ではありません。
むしろ最近かじり始めた、素人レベルです。
使っているツールもChatGPTのみです。
そんなAI初心者が、このようなテーマで発信するのはおこがましいことかもしれません。
しかし、相談支援専門員という立場でAIを使ってみたとき、
「これは非常に相性の良いツールではないか」
と感じました。
もちろん、AIを高度に使いこなしている方はすでに多くいます。
私など足元にも及ばないようなレベルで活用されている方もいるでしょう。
しかし、それはごく一部の層だと思います。
AIは福祉職にとって難しいツールなのか
忙しい現場では新しいツールのハードルが高い
多くの福祉職は、日々の業務に追われています。
・ケース対応
・書類作成
・関係機関との調整
その中で、新しいツールを学ぶこと自体が大きなハードルになります。
だからこそ私は、
「AIは決して難しいものではない」
ということを、まず伝えたいと思いました。
AIを使うと相談支援のスキルは落ちるのか?
AIに対してよく聞く意見があります。
それは
「AIを使うと文章力が落ちるのではないか」
というものです。
また
「相談支援専門員としてのスキルが下がるのではないか」
という懸念もあります。
確かに、AIは文章をそれらしくまとめてくれます。
例えば
・モニタリング
・記録
・レジュメ
などの文章を作ることも可能です。
極端に言えば、
それらしい書類をAIに作らせることも出来ます。
しかし、それはAIの使い方次第です。
私が伝えたいのは
AIに仕事を丸投げすることではありません。
AIを活用することで
・情報整理
・文章の下書き
・客観的な視点
を得ることができます。
そしてそれを相談支援専門員のスキルで見直すことで、
より質の高い支援につなげることができる
と感じています。
AIは万能ではない
AIは与えられた情報でしか分析できない
AIは確かに優秀です。
情報整理の速度は驚くほど早く、
人間の主観による見落としも少ないです。
しかし、万能ではありません。
むしろ
優秀だが、まだ粗削りな若者のような存在
だと感じています。
AIは、こちらが与えた情報をもとに分析します。
つまり
情報が足りなければ、分析も不正確になります。
説明が不足していると、
AIは空気を読んで補完しようとします。
それが
・良い補完になることもあれば
・大きく外れることもあります
だから重要なのは
AIの最初の回答を鵜呑みにしないこと
です。
相談支援専門員とAIはなぜ相性がいいのか
相談支援の仕事は情報整理の連続
実は相談支援専門員の仕事は、
・情報整理
・要点抽出
・方針伝達
の連続です。
私たちは日々、
利用者の長い人生のエピソードの中から重要なポイントを抽出し、
関係機関へ短時間で伝える訓練をしています。
これはまさに
AIへの指示(プロンプト)
と同じ作業です。
だからこそ
相談支援専門員はAIと相性が良い
と感じています。
AIは「育てるパートナー」
AIは使うほど精度が上がる
AIを使う中で感じたのは、
AIは使うほど成長するパートナー
だということです。
AIが作った文章を見直し、
・修正
・フィードバック
を繰り返すことで、
AIの回答は少しずつ精度が上がっていきます。
その感覚はまるで
粗削りな若手職員を育てるような感覚
です。
まとめ:相談支援専門員とAIは良いパートナーになれる
ここまで、相談支援専門員とAIの関係について書いてきました。
AIは確かに便利なツールですが、決して万能ではありません。
AIができることと、相談支援専門員にしかできないことがあります。
今回の記事のポイントをまとめると次の通りです。
AIが得意なこと
- 情報整理
- 文章の下書き
- 客観的な視点の提示
相談支援専門員にしかできないこと
- 利用者との関係づくり
- 非言語的な情報の理解
- 支援方針の最終判断
つまりAIは、相談支援専門員の仕事を奪う存在ではなく、
業務を支えてくれるパートナー
として活用することができます。
そしてAIは、使えば使うほど精度が上がり、より頼れる存在になっていきます。
次の記事では実務でのAI活用を紹介します
ここまで、相談支援専門員とAIの関係について書いてきました。
しかし、ここまでの内容はまだ
考え方の話
です。
次の記事では、
実際に私が行っている
相談支援専門員のAI活用方法
について紹介していきたいと思います。
